ローソク足を使ってテクニカル分析
チャートに表示された過去の値動きをベースにして今後の
値動きを予想することをテクニカル分析と呼んでいます。
このテクニカル分析のもっともベーシックなチャートが
「ローソク足」です。
ローソク足とは、細い軸(実体)の頭とお尻に細い線(ヒゲ)が伸びていて、まるで本当のローソクのような形をしたものが時間の経過に沿って並んでいるチャートのことです。
一般的に白いローソク足は
陽線、黒いローソク足は陰線と呼ばれています。
陰線は「一定期間の最初の価格よりも最後の価格が上回ったこと(上昇)」を、
また、陰線は「一定期間の最初の価格よりも最後の価格が下回ったこと(下落)」を意味します。
そして、「一定期間」の長さによって
月足、週足、日足、1時間足、30分足、5分足などのさまざまな種類があります。
陽線の場合は、実体のお尻にあたる部分が
最初の価格(始値)となり、頭にあたる部分が最後の価格(終値)になります。
また、陰線の場合は逆で、頭にあたる部分が
最初の価格(始値)で、お尻にあたる部分が最後の価格(終値)となります。
また、上下に伸びるヒゲの先端部分は、上が期間内の高値であり下は安値を表しています。
こちらは陽線も陰線も同様です。
これらのローソク足自身が「一定期間の価格の動き」を表すだけではなく、それらが時間軸に沿って並んでいることで、より長時間において価格が上昇傾向になるのか、
それとも下降傾向にあるのかを判断することができるのです。
トレンドの動きや上昇から下落へ、また下落から上昇へと反転のタイミングを判断することもできるのです。