予想通りに値が動かなかったときに備える
世界の投資家も注目する経済指標の発表時には、
相場が大きく動きやすく投資のチャンスになる場合が多いようです。
そしてこのように値が動きやすい時にはFXの方が有利だと言われていますが、もしも値動きが予想に反してしまう場合も想定して、念の為に
バイナリーオプションでリスクヘッジをしておくのも一案です。
こんな例もあります。
欧州の債務問題が悪化してEUの経済指標がさんざんな結果になったことをうけ、
「ユーロ/円」が下がると予想したとしました。
したがって、1ユーロ105.000円のときに
FXで1万ユーロの売り注文(新規注文)を出したとしましょう。
最初に予想したとおりユーロが
急落した後で買い戻せば、大きな利益を得ることが期待できます。
しかし、もしも予想とは違う結果になることもあるとして
念のためにバイナリーオプションで1ユーロ105.300円を超えたら
払い戻し金が受け取れるチケットを50円で10ロット購入します。
当初の予想通り、経済指標に悪い結果が出たことで1ユーロが
104.500円になったとすると、FXの利益は5000円(値幅50銭)となります。
また、バイナリーオプションの
チケット価格500円を差し引きしても4500円の利益です。
しかし、もしもが反対の動きが起こって105.500円に上がったとしても、
バイナリーオプションの払い戻し分からチケット価格を
差し引いた9500円が受け取れることになり、FXの5000円を
十分にカバーする形になります。
ただし、気をつけたいのは価格が目標の105.300円に届かなかった場合です。
そのときはバイナリーオプション、FXともに損失となってしまいます。