移動平均線
一般的にローソク足と
一緒に表示されるチャートに移動平均線があります。
移動平均線は過去の一定期間から当日までの終値の平均値を線で結んだもので、平均を取る期間によって、5日移動平均線、25日移動平均線、13週移動平均線、26週移動平均線などさまざまな種類があります。
移動平均線は過去の平均値の推移を表すチャートなので、その動きは平均を取る期間が短ければ短いほど実際の値動きに近くなります。
逆に期間が長くなれば長くなるほど移動平均線のカーブはゆるやかになっていきます。
そして、ローソク足が
上に向いているにもかかわらず、長期の移動平均線が下を向くということもあるのです。
移動平均線は期間の短い移動平均線は直近のトレンドの影響を受けやすいのですが、
期間の長い移動平均線は中長期的なトレンドを反映しやすい証拠です。
短期と長期といった期間の異なる2本の移動平均線の方向や交わり方などを見ながら、
相場の転換点を予想する方法があります。
たとえば、25日移動平均線と5日移動平均線の場合、2
5日線を5日線が下から上へと突き出ると「ゴールデンクロス」と呼ばれます。
移動平均線の「ゴールデンクロス」が
見られるとトレンドが下降から上昇へ転換したとみなされることが多いのです。
同じように25日線を5日線が上から下へ突き抜けた場合は、
「デッドクロス」と言い、上昇から下落へ転換した可能性を示すサインと言われています。
一般的に「ゴールデンクロス」の時が買いのチャンスであることが少なくありません。