RSI
投資をしている
人の心の内もこれまた知れば不思議なものです。
自分が投資して手に入れた通貨や株が値上がりするとうれしくて当然なはずですが、あまりにも上がり過ぎると「下がってくるのではないか」と不安がよぎってくるものです。
同様に、相場が想像以上に下がり続けていると、下がっているという恐怖よりも「これではあまりにも売られ過ぎだろう」という期待感がどんどん膨らんできます。
このような複雑な投資家心理を反映しながら、
相場というのは上がったり下がったりを永遠と繰り返しているのです。
このような「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を人の感覚だけに頼るのではなく、客観的はデータとして表示してくれるものがRSIです。
一定期間における相場上昇時の上げ幅の合計と、下げ幅の
合計をベースに現在の価格がどのぐらいの水準にあるのかを示してくれるのがRSIだと言えるでしょう。
見方は、チャートの横軸に時間、縦軸に0%〜100%までの水準が表示されており、折れ線が100%に近ければ近いほど「買われ過ぎ」、また0%に近ければ近いほど「売られ過ぎ」の水準にあるという具合です。
RSIが70〜100%になっていて、
折れ線が下に向きかけているようであれば、今後相場は下がる可能性が高いでしょう。
また逆に、0〜30%のあたりから上向きかけているようであれば、
相場は上がる確率が高くなってきていると言えるでしょう。
もちろん、相場はいつもこうして
考えた通りに動くとは限りませんが、RSIによる判断を試してみるのも一つの方法ではないでしょうか。