将来売買する「権利」に投資
バイナリーオプションの「バイナリー」の意味は、
「二者択一」でありまた、「ニ進法」だともご説明しました。
では、もう一方の「オプション」は、比較的ほかの投資においてもよく聞かれる言葉ですが、ではいったいどのような意味を持つのでしょうか。
少し難しく聞こえたかもしれませんが、ベースはとてもシンプルな仕組みなので、簡単に理解できます。
「オプション」のもともとの意味は「権利」です。
分かりやすくいえば、株式や貴金属などを
将来売買する「権利」に投資をするということ。
これをオプション取引と言います。
「権利」の売り買いとはあまり聞きなれないですので、
簡単な例をあげてみましょう。
作物の出来が天候に左右されやすい秋の味覚である
松茸の仕入れ値をずっと前の春先に決めてしまい、
その保証代金(権利)を売買することなどです。
もう少し詳しく説明しましょう。
平均1Kgが1万円する松茸の収穫量が少なかった年には、
同じ1Kgが2万円に高騰してしまうことはよくあります。
このような場合、秋口に1Kgを1万円で
買う権利を1000円で購入するのが同じ取引です。
この権利を持っていれば、秋口に2万円の値段がついてしまっても
1万円で購入できるわけですから、オプション代金を差し引いても9000円の儲けとなります。
そして、もしも豊作で1Kgが7000円で買えるとなったのならば、
この権利を放棄して7000円で購入するとすれば、
1000円のみの持ち出しということになるわけです。