低確率 & 高リターン取引
為替の動きの動向などが分かるようになってくれば、中リターンから少し成長して高リターンの投資も視野に入ってきます。
ただ、高倍率・高リターンというのはそれだけ予想が当たることが難しいということでもありますから、そのチケットを購入すると決める時にはなんらかの根拠が欲しいものです。
普通は為替が大きく動くのは、国による為替介入があったり、政府や中央銀行などの重要人物の発言、あるいは事故や事件、災害などの予想外の事態が起こった場合などが多いです。
そして為替レートがこのようなことが理由で
大きく動いた後は、また値を戻すために反対方向へ振れるということもよくあるパターンです。
このような反発をわざと狙って目の前のトレンドとは
正反対の方向のチケットを購入するという手段もあります。
「逆張り」と呼ばれるのがこの手法です。
たとえば、次のような例です。
ギリシャの債務不履行をはじめとするユーロ圏内の金融不安による警戒感の高まりを受け、
ユーロ/円は一時1ユーロ105.030円
あたりまで急激に下落し、円安で払い戻されるチケットの払戻倍率もアップしてきているとしましょう。
こんな時、ここで逆張りをするのです。
23:56(締め切り39分前)に目標レート105.280円のユーロ高予想のチケットを50円で購入します。
するとその直後になんとフランス中央銀行の総裁が
「フランスの銀行はどんなギリシャ危機にも対応が可能だ」と発言したとしましょう。
一気にユーロの買い戻しが進み、判定時間の0:45のレートは
1ユーロ105.313となり見事に条件を達成し、20倍の払い戻しが実現したのです。
これがまさに低確率で高リターンを狙う手法です。